内容説明
本書は、国民的・思想史的課題の解明への、一つの試論として、スミスからマーシャル、ピグー、に至る近代経済思想の源流を、再検討したものである。
目次
序論―経済学における人間論
アダム・スミスにおける市民社会と人間像
スミスとリストの生産力論
フリードリッヒ・リストのアメリカ論
フリードリッヒ・リストの「共同体」論
フリードリッヒ・リストの社会発展論
リカードウとマーシャルの分配論
リカードウとマーシャルの価格形成理論
リカードウとマーシャルの社会発展論
マーシャル有機的成長論の基礎視角〔ほか〕